08.02.2008
夏の高校野球甲子園開幕とドラマ「Rookies」
8/2(土)、夏の全国高校野球甲子園第90回大会が開幕する。
この春ー夏季、TBSで土曜8時から高校野球を扱ったテレビドラマ「Rookies」を放送していた。週刊少年ジャンプで連載されていた森田まさのり氏の漫画を映像化したもの(1998-2003連載終了)である。過去の暴力事件で半年間の活動停止に追い込まれた野球部を再生させる熱血教師青春物語みたいなもんである。
4月スタートだったが女子バレーが途中で挟まった関係でつい先日が最終回だったが、Rookies実に良かったなあ。森田作品は「ろくでなしBLUES」は読んでいたものの「Rookies」は連載終了後に古本屋で読んだだけだったが、ドラマ版もかなり良い出来だった。
主演の川藤幸一役の佐藤隆太はハマリ役だった。というか初めてハマリ役を見た。教頭役の浅野和之氏も良かった。女子マネ塔子ちゃん役の村川絵梨さんも清潔感がありつつ喝の入った女の子で可愛かった。いいなあ塔子ちゃん。
生徒役では御子柴徹役の小出恵介、若菜智哉役の高岡蒼甫が特に良かった。平塚平役の桐谷健太はスーパーポジティブ!!な飛び道具なので好きだがおいておくとして、市原隼人の安仁屋も好演していた。ちょっとこじんまりとした真っ当な安仁屋だった気もするが、このキャラを実写化するならこの程度が無難なのだろう。
若菜智哉役の高岡蒼甫はやや古くさい森田作品にぴったりだった顔が。いや失礼、良かった彼が若菜で。
そして御子柴徹役の小出恵介。とにかく良かった。漫画作品でありながら何のキャラ立ちもないという難しい役所だったと思うがものすごく良かった。ややもすれば非日常的な漫画的ドラマの世界を視聴者側の現実世界につないでいたのが彼の御子柴だった。
さらに全11話中、一番の成長を見せる。佐藤隆太の川藤先生は初登場シーンから全く揺れ動かず動じない金太郎飴のようなキャラだし、他のナインもせいぜい川藤先生と出会って不良から更生する3段階ぐらいの成長具合である。というより皆もともと逞しい。ところが御子柴は6段階ぐらい成長する。それもカタツムリの歩みで。野球部のパシリからたったひとりの野球部員へ、頼りないキャプテンから立派なキャプテンへ。さらになんちゃって川藤代役へ。一歩進んで半歩下がるぐらいのカメの歩みで成長して行く過程を丁寧に描いていた。普通ならこんな奴は鬱陶しく感じて視聴を投げ出すところだが、それどころかぐっと画面に惹き付けてしまったのが小出御子柴の凄さである。実に良かったなあ。第1話から大物の片鱗を見せていたように芯の強さとどこか飄々とした御子柴はおそらくキレたら野球部最強であろう。
好きなシーンはぶっちぎりで第9話の川藤と御子柴のシーンが好きだ。過去の暴力事件から立ち直り再び甲子園を目指す野球部に世間の目は冷たい、という話。
自分たちに甲子園を目指す資格はないんじゃないかと自信を失う御子柴を川藤が叱咤する。「それでも諦めない奴が最後は勝つんだ。九回の裏、二死満塁、一発逆転のチャンスだろ」という川藤の台詞も良いが、なんといってもその直前のいつになったら自由になれるのと問う小出御子柴がいい。泣ける。良かった。同ラストシーンの部員の無事を喜ぶシーンも良かった。
基本的にどの作品も原作主義だったが、今回のRookiesのドラマは本当に良かった。これほどの熱で実写化してくれるなら漫画作品の映像化もいいものである。
いやはや壮大な御子柴物語であった。
この春ー夏季、TBSで土曜8時から高校野球を扱ったテレビドラマ「Rookies」を放送していた。週刊少年ジャンプで連載されていた森田まさのり氏の漫画を映像化したもの(1998-2003連載終了)である。過去の暴力事件で半年間の活動停止に追い込まれた野球部を再生させる熱血教師青春物語みたいなもんである。
4月スタートだったが女子バレーが途中で挟まった関係でつい先日が最終回だったが、Rookies実に良かったなあ。森田作品は「ろくでなしBLUES」は読んでいたものの「Rookies」は連載終了後に古本屋で読んだだけだったが、ドラマ版もかなり良い出来だった。
主演の川藤幸一役の佐藤隆太はハマリ役だった。というか初めてハマリ役を見た。教頭役の浅野和之氏も良かった。女子マネ塔子ちゃん役の村川絵梨さんも清潔感がありつつ喝の入った女の子で可愛かった。いいなあ塔子ちゃん。
生徒役では御子柴徹役の小出恵介、若菜智哉役の高岡蒼甫が特に良かった。平塚平役の桐谷健太はスーパーポジティブ!!な飛び道具なので好きだがおいておくとして、市原隼人の安仁屋も好演していた。ちょっとこじんまりとした真っ当な安仁屋だった気もするが、このキャラを実写化するならこの程度が無難なのだろう。
若菜智哉役の高岡蒼甫はやや古くさい森田作品にぴったりだった顔が。いや失礼、良かった彼が若菜で。
そして御子柴徹役の小出恵介。とにかく良かった。漫画作品でありながら何のキャラ立ちもないという難しい役所だったと思うがものすごく良かった。ややもすれば非日常的な漫画的ドラマの世界を視聴者側の現実世界につないでいたのが彼の御子柴だった。
さらに全11話中、一番の成長を見せる。佐藤隆太の川藤先生は初登場シーンから全く揺れ動かず動じない金太郎飴のようなキャラだし、他のナインもせいぜい川藤先生と出会って不良から更生する3段階ぐらいの成長具合である。というより皆もともと逞しい。ところが御子柴は6段階ぐらい成長する。それもカタツムリの歩みで。野球部のパシリからたったひとりの野球部員へ、頼りないキャプテンから立派なキャプテンへ。さらになんちゃって川藤代役へ。一歩進んで半歩下がるぐらいのカメの歩みで成長して行く過程を丁寧に描いていた。普通ならこんな奴は鬱陶しく感じて視聴を投げ出すところだが、それどころかぐっと画面に惹き付けてしまったのが小出御子柴の凄さである。実に良かったなあ。第1話から大物の片鱗を見せていたように芯の強さとどこか飄々とした御子柴はおそらくキレたら野球部最強であろう。
好きなシーンはぶっちぎりで第9話の川藤と御子柴のシーンが好きだ。過去の暴力事件から立ち直り再び甲子園を目指す野球部に世間の目は冷たい、という話。
自分たちに甲子園を目指す資格はないんじゃないかと自信を失う御子柴を川藤が叱咤する。「それでも諦めない奴が最後は勝つんだ。九回の裏、二死満塁、一発逆転のチャンスだろ」という川藤の台詞も良いが、なんといってもその直前のいつになったら自由になれるのと問う小出御子柴がいい。泣ける。良かった。同ラストシーンの部員の無事を喜ぶシーンも良かった。
基本的にどの作品も原作主義だったが、今回のRookiesのドラマは本当に良かった。これほどの熱で実写化してくれるなら漫画作品の映像化もいいものである。
いやはや壮大な御子柴物語であった。
06.11.2008
「バンド・オブ・ブラザーズ」
EUROのために6月だけwowowに加入、「バンド・オブ・ブラザーズ」の一挙放送をしていたのでもう何度も見ているがまた見てしまった。
「バンド・オブ・ブラザーズ」はスティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスがWW2のノルマンディー上陸作戦以降の米国陸軍第101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊第2大隊E中隊の進軍を描いた10時間に及ぶドラマである。今日は最終第10話の放送。この最終話ではドラマのタイトルにもなるドイツ軍将校の演説がドラマのクライマックス、良いシーンである。
個人的に好きなエピソードは第7話「雪原の死闘」。E中隊の指揮官は出世のための現場経験を積むためだけにコネで配置されたダイク中尉。凍てつく寒さのベルギーの森で砲撃を受けながらフォイの村奪還を目指すが、ダイクの指揮ぶりでは精鋭E中隊がむざむざ全滅しかねない。我慢の限度を超えた大隊のウィンターズ大尉はD中隊から伝説的な男スピアーズ中尉を引き抜き、E中隊の指揮に当たらせる。スピアーズは自ら先陣をきって戦場を駆け抜け、的確な指揮で目標制圧に成功する。隊員の度肝を抜いたのはスピアーズが単身ドイツ軍陣営を駆け抜けI中隊と連絡をとった後、さらに戦場のど真ん中を駆け抜けて戻って来たことである。
これより以前、E中隊の隊員たちの間では「D中隊のスピアーズは捕虜二十名に煙草をすすめた後射殺した」という噂がまことしやかに囁かれ恐れられていた男である。この第7話の前半にも、隊員たちが「スピアーズ中尉からは煙草をもらうな」と話のタネにしたり実際にスピアーズに煙草をすすめられた兵士達が顔を引きつらせながら辞退するなどのシーンがありかなり笑える。
彼が本当に捕虜を射殺したかどうかは不明である。スピアーズ自身は否定も肯定もしなかったようで、部隊を率いるために一種の恐怖支配の効果を狙って否定しなかった説やら何やらあるが真相はスピアーズ本人のみぞ知る。スピアーズの冷たい目とサイボーグのような不死身ぶりが噂に真実味を与えていて一層恐ろしい。
そんなスピアーズだが有能な現場指揮官であることは確かである。しかし上官として迎えたいかどうかは半々だ。確かに超頼りになる隊長を得られる反面、勇ましく激闘続きになるのは確実である。しかも途中でへばろうものなら進軍の休憩中に「ちょっと来いよ」と物陰に連れ込まれ煙草をすすめられた後、永遠の寝床をプレゼントされてしまいかねない。それは冗談としてもスピアーズのような男は隣の隊で噂しているぐらいがちょうど良いのかもしれない。
もっともスピアーズも第10話では頭を撃たれた部下を救うために自らジープを飛ばして医者を捜したり終戦後に野球を楽しむ部下達を笑顔で見守っていたり民家からせっせと銀食器をくすねてはイギリスに郵送したりはたまた部下からライターをくすねようとしてみたりと人間味のある男ではある。
バンド・オブ・ブラザーズ (Band of Brothers)
1. 「翼のために」
2. 「ノルマンディ降下作戦」
3. 「カランタン攻略」
4. 「補充兵」
5. 「岐路」
6. 「衛生兵」
7. 「雪原の死闘」
8. 「捕虜を捉えろ」
9. 「なぜ戦うのか」
10. 「戦いの後で」
「バンド・オブ・ブラザーズ」はスティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスがWW2のノルマンディー上陸作戦以降の米国陸軍第101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊第2大隊E中隊の進軍を描いた10時間に及ぶドラマである。今日は最終第10話の放送。この最終話ではドラマのタイトルにもなるドイツ軍将校の演説がドラマのクライマックス、良いシーンである。
個人的に好きなエピソードは第7話「雪原の死闘」。E中隊の指揮官は出世のための現場経験を積むためだけにコネで配置されたダイク中尉。凍てつく寒さのベルギーの森で砲撃を受けながらフォイの村奪還を目指すが、ダイクの指揮ぶりでは精鋭E中隊がむざむざ全滅しかねない。我慢の限度を超えた大隊のウィンターズ大尉はD中隊から伝説的な男スピアーズ中尉を引き抜き、E中隊の指揮に当たらせる。スピアーズは自ら先陣をきって戦場を駆け抜け、的確な指揮で目標制圧に成功する。隊員の度肝を抜いたのはスピアーズが単身ドイツ軍陣営を駆け抜けI中隊と連絡をとった後、さらに戦場のど真ん中を駆け抜けて戻って来たことである。
これより以前、E中隊の隊員たちの間では「D中隊のスピアーズは捕虜二十名に煙草をすすめた後射殺した」という噂がまことしやかに囁かれ恐れられていた男である。この第7話の前半にも、隊員たちが「スピアーズ中尉からは煙草をもらうな」と話のタネにしたり実際にスピアーズに煙草をすすめられた兵士達が顔を引きつらせながら辞退するなどのシーンがありかなり笑える。
彼が本当に捕虜を射殺したかどうかは不明である。スピアーズ自身は否定も肯定もしなかったようで、部隊を率いるために一種の恐怖支配の効果を狙って否定しなかった説やら何やらあるが真相はスピアーズ本人のみぞ知る。スピアーズの冷たい目とサイボーグのような不死身ぶりが噂に真実味を与えていて一層恐ろしい。
そんなスピアーズだが有能な現場指揮官であることは確かである。しかし上官として迎えたいかどうかは半々だ。確かに超頼りになる隊長を得られる反面、勇ましく激闘続きになるのは確実である。しかも途中でへばろうものなら進軍の休憩中に「ちょっと来いよ」と物陰に連れ込まれ煙草をすすめられた後、永遠の寝床をプレゼントされてしまいかねない。それは冗談としてもスピアーズのような男は隣の隊で噂しているぐらいがちょうど良いのかもしれない。
もっともスピアーズも第10話では頭を撃たれた部下を救うために自らジープを飛ばして医者を捜したり終戦後に野球を楽しむ部下達を笑顔で見守っていたり民家からせっせと銀食器をくすねてはイギリスに郵送したりはたまた部下からライターをくすねようとしてみたりと人間味のある男ではある。
バンド・オブ・ブラザーズ (Band of Brothers)
1. 「翼のために」
2. 「ノルマンディ降下作戦」
3. 「カランタン攻略」
4. 「補充兵」
5. 「岐路」
6. 「衛生兵」
7. 「雪原の死闘」
8. 「捕虜を捉えろ」
9. 「なぜ戦うのか」
10. 「戦いの後で」
02.10.2008
ガンダム00第18話 グラハムのカスタムフラッグ魂と三好達治
だからあの夢のようなまっ白な建築 遠く空に浮かんだ無数の窓のうへに
その尖塔のてっぺんにひるがへる旗を見よ
天空高くおし上げた 彼らの夢を追ってくる無数の生きもの
天上のそんなところで(――あるものは叫びながら)あとからあとから彼らの希望を死んでゆく
ああその陰気な仕切りのうち 無数の豚が死んでゆく屠殺場
そんな風にも見えないかい
(三好達治/「旗」より一部抜粋)
ガンダム00第18話の感想である。
そんな道理、私の無理で抉じ開ける!!!
今日の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!!!
以上。
いやほんとそんな感じで。
先週、某青年革命家提督顔負けの宇宙最強の台詞「それがどうした!!」を手に入れた男、今週は阿修羅超えを記録。
グラハム・エーカー、お前は本当に格好いい男だ。
カスタムフラッグを2体買ったことを心底誇りに思う。たとえそのうち1体があれでそんな感じだとしても。
ハワード・メイスンの墓参りシーンは良かったなあ。
たとえあの墓石の下にハワードの遺骨はないとしても、亡き戦友に誓う。
血を吐きながら一矢報いる。
ベタベタの王道だが燃えるじゃないか!!!
管理人は碑文やら辞世の句やら、人生の最期に刻まれる言葉を集めるのが趣味である。だが最近は旗と名のつく詩にも目がいってしまう。
旗。フラッグ。カスタムフラッグ。黒旗。
見事なネーミングです、プロフェッサー!!!
これほどまでに誇り高い美しい機体があるだろうかいやない。
先週のハワード・メイスンの死では中原中也の曇天を思い出したが、今週は三好達治の旗を思い出したのでメモしておく。
旗を駆るグラハムの行く先が滅びと死でないことを。
その尖塔のてっぺんにひるがへる旗を見よ
天空高くおし上げた 彼らの夢を追ってくる無数の生きもの
天上のそんなところで(――あるものは叫びながら)あとからあとから彼らの希望を死んでゆく
ああその陰気な仕切りのうち 無数の豚が死んでゆく屠殺場
そんな風にも見えないかい
(三好達治/「旗」より一部抜粋)
ガンダム00第18話の感想である。
そんな道理、私の無理で抉じ開ける!!!
今日の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!!!
以上。
いやほんとそんな感じで。
先週、某青年革命家提督顔負けの宇宙最強の台詞「それがどうした!!」を手に入れた男、今週は阿修羅超えを記録。
グラハム・エーカー、お前は本当に格好いい男だ。
カスタムフラッグを2体買ったことを心底誇りに思う。たとえそのうち1体があれでそんな感じだとしても。
ハワード・メイスンの墓参りシーンは良かったなあ。
たとえあの墓石の下にハワードの遺骨はないとしても、亡き戦友に誓う。
血を吐きながら一矢報いる。
ベタベタの王道だが燃えるじゃないか!!!
管理人は碑文やら辞世の句やら、人生の最期に刻まれる言葉を集めるのが趣味である。だが最近は旗と名のつく詩にも目がいってしまう。
旗。フラッグ。カスタムフラッグ。黒旗。
見事なネーミングです、プロフェッサー!!!
これほどまでに誇り高い美しい機体があるだろうかいやない。
先週のハワード・メイスンの死では中原中也の曇天を思い出したが、今週は三好達治の旗を思い出したのでメモしておく。
旗を駆るグラハムの行く先が滅びと死でないことを。
02.06.2008
ガンダム00第17話 ハワード・メイスン准尉とカスタムフラッグと中原中也
ある朝 僕は 空の中に、
黒い旗が はためくを見た。
はたはた それははためいていたが、
音はきこえぬ 高きがゆえに。
手繰り下ろそうと 僕はしたが、
綱もなければ それも叶はず、
旗は はたはた はためくばかり、
空の奥処に 舞ひ入る如く。
かかる朝を 少年の日も、
しばしば 見たりと 僕は憶ふ。
かの時は そを 野原の上に。
今はた 都会の甍の上に。
かの時 この時 時は隔つれ、
此処と彼処と 所は異れ、
はたはた はたはた み空にひとり、
いまもかはらぬ かの 黒旗よ。 (曇天/中原中也/「在りし日の歌」より)
遅ればせながら毎週土曜放送中「ガンダム00」第17話である。
ユニオンのハワード・メイスン准尉が壮絶な戦死をとげた。
いやはや最期まで誇り高いフラッグファイターでありました。ものすごく格好良かったですな。
爆発の瞬間にグラハムに語りかけた言葉は
「隊長、フラッグを・・」
これがまた良かった。
「隊長、ガンダムを・・」じゃないのが憎いぜ。彼が最期に望んだのは自分の敵討ちではなく、フラッグ乗りとしての矜持を見せることだった。
うおおおお燃えるじゃないか!!!
最期の最期に語りかけるほどの上司をもてたハワードは幸せである。
愛機とともに空に散る。
おそらく彼の最期は彼が軍人になったときに想定した中で最良のものであったことだろう。
串刺しになったフラッグが機能を停止しゆっくり落下する。
BGMと相まって素晴らしい演出だったと思う。
おおおお量産機がぁあああああ!!!!!
と叫びながら、ふと中原中也の「曇天」を思い出したのでメモしておく。
黒い旗が はためくを見た。
はたはた それははためいていたが、
音はきこえぬ 高きがゆえに。
手繰り下ろそうと 僕はしたが、
綱もなければ それも叶はず、
旗は はたはた はためくばかり、
空の奥処に 舞ひ入る如く。
かかる朝を 少年の日も、
しばしば 見たりと 僕は憶ふ。
かの時は そを 野原の上に。
今はた 都会の甍の上に。
かの時 この時 時は隔つれ、
此処と彼処と 所は異れ、
はたはた はたはた み空にひとり、
いまもかはらぬ かの 黒旗よ。 (曇天/中原中也/「在りし日の歌」より)
遅ればせながら毎週土曜放送中「ガンダム00」第17話である。
ユニオンのハワード・メイスン准尉が壮絶な戦死をとげた。
いやはや最期まで誇り高いフラッグファイターでありました。ものすごく格好良かったですな。
爆発の瞬間にグラハムに語りかけた言葉は
「隊長、フラッグを・・」
これがまた良かった。
「隊長、ガンダムを・・」じゃないのが憎いぜ。彼が最期に望んだのは自分の敵討ちではなく、フラッグ乗りとしての矜持を見せることだった。
うおおおお燃えるじゃないか!!!
最期の最期に語りかけるほどの上司をもてたハワードは幸せである。
愛機とともに空に散る。
おそらく彼の最期は彼が軍人になったときに想定した中で最良のものであったことだろう。
串刺しになったフラッグが機能を停止しゆっくり落下する。
BGMと相まって素晴らしい演出だったと思う。
おおおお量産機がぁあああああ!!!!!
と叫びながら、ふと中原中也の「曇天」を思い出したのでメモしておく。
11.02.2007
NHK-FMミュージックスクエアにAkeboshi出演
1日、NHK-FMミュージックスクエア(21;10〜)にAkeboshiが新アルバム「Meet Along the Way」のPRに出演(11月7日発売)。
Akeboshiは管理人がGreen Dayを除けばCDを全て買う唯一のミュージシャンである。アイリッシュと日本的要素が融合したPop音楽である。
今回の新アルバムの制作話。
・イギリスからアイルランドまで旅をしながら制作
・テーマは人とのつながり
・現地のパブで演奏している地元の演奏家に突撃依頼してレコーディングに参加してもらった
・アイルランドの演奏家は結構保守的で伝統的な民族音楽以外は演奏したくないと言って断られることもあった
・The Cliffは以前出会ったイスラエルから来た17歳の少年を書いている(出会い編はミニアルバムYellowMoon収録の「One step behind the door 」)
・前半数曲がなま音、後半は打ち込みが増えている
今回かかった曲
Yellow Moon
Sky In The Pond
The Cliff
現地の演奏家に参加してもらったというせいかこれまでの作品にはなかった酒場の活気のようなにぎわいがあった。
アイルランド人が保守的で頑固というのはアイルランドのラグビースタイルを見ていれば分かる。まさに愛すべき頑固オヤジーズ。独特の暑苦しさと熱気をかもしだすラグビーである。
Akeboshiは管理人がGreen Dayを除けばCDを全て買う唯一のミュージシャンである。アイリッシュと日本的要素が融合したPop音楽である。
今回の新アルバムの制作話。
・イギリスからアイルランドまで旅をしながら制作
・テーマは人とのつながり
・現地のパブで演奏している地元の演奏家に突撃依頼してレコーディングに参加してもらった
・アイルランドの演奏家は結構保守的で伝統的な民族音楽以外は演奏したくないと言って断られることもあった
・The Cliffは以前出会ったイスラエルから来た17歳の少年を書いている(出会い編はミニアルバムYellowMoon収録の「One step behind the door 」)
・前半数曲がなま音、後半は打ち込みが増えている
今回かかった曲
Yellow Moon
Sky In The Pond
The Cliff
現地の演奏家に参加してもらったというせいかこれまでの作品にはなかった酒場の活気のようなにぎわいがあった。
アイルランド人が保守的で頑固というのはアイルランドのラグビースタイルを見ていれば分かる。まさに愛すべき頑固オヤジーズ。独特の暑苦しさと熱気をかもしだすラグビーである。
03.29.2007
NHK「その時歴史が動いた」スペシャル もう一度聞きたいあの人の言葉
28日、NHK放送「その時歴史が動いた」総集編。今回のテーマは「もう一度聞きたいあの人の言葉」として歴史上の人物の言葉をピックアップ。
なんと視聴者が選んだ1位は高杉晋作の辞世の句でした。びっくりもの凄くびっくり。
管理人はこちらの記事でも書いたように枕元に高杉晋作を通して吉田松陰の与えた影響を描いた司馬遼太郎作品「世に棲む日々」を積んでいるぐらいには高杉ファンですがどちらかというと周囲でも坂本龍馬が好きな人が多かったので嬉しくもあり驚きでもある。
昔々、高校の修学旅行が「萩・津和野隠れキリシタン巡礼の旅」だったのですが当時の管理人の頭の中はミサの最中もたたた高杉晋作の誕生地!!!!だったという罰当たりな話。母校よ素晴らしい所に連れて行ってくれて有り難う。ちなみにその母校の中学時代の日本史の教師、試験でかの有名な日本海海戦の打電「敵艦隊見ゆとの警報に接し聯合艦隊は直ちに出動 これを撃滅せんとす本日天気晴朗なれども浪高し」を暗記で書かせるというマニアでした。おかげで忘れられない名文です。
1位 高杉晋作 辞世の句
面白きこともなき世をおもしろく
2位 所葛孔明 志がなければ学問の完成はない
3位 山本五十六
もしこの命令を受けても帰れないというなら今すぐ辞表をだせ。百年兵を養うはただ平和を守るためである。
4位 坂本龍馬 日本を今一度洗濯いたしたく候
5位 大和の海軍士官
日本は進歩という事を軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める。それ以外にどうして日本が救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺達はその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。
第1位有名な高杉の辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」コメンテーター黒鉄ヒロシ氏の野村望東尼は余計な付け足しをしたという意見には同意。第3位山本五十六も歴史好きには人気あります。同時期では某かわぐちかいじ作品の影響で米内閣下も人気が上がってるんじゃないかと勝手に推測。第4位坂本龍馬は予想通り。
第5位の海軍士官の言葉は幕末の志士たちにも通じるものがあります。果たして高杉や坂本龍馬が思い描いた世の中になっているかと考えたり考えなかったり。
幕末つながりで吉田松陰の有名な時世の句「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂」も入ってもいいんじゃなかろうか。個人的に新撰組は好きくない。何がしたかったのかいまいち分からないというか単に長州びいきという話。以下は次の通り。やはり幕末は人気あります。
6位 織田信長
是非に及ばず
7位 杉原千畝
私のしたことは外交官としては間違ったことだったかも知れない。しかし私に頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった。大したことをしたわけではない。当然の事をしただけです。
8位 石田三成 辞世の句
筑摩江や芦間に灯すかがり火とともに消えゆく我が身なりけり
9位 武田信玄
上杉謙信とは和議を結ぶように。謙信は男らしい武将であるから頼っていけば若いお前を苦しめるような行いはすまい。私は最後まで謙信を頼るとは言い出せなかった。お前は必ず謙信を頼りとするがよい。上杉謙信はそのように評価してよい男である。
10位 白州次郎
われわれは戦争に負けたのであって奴隷になったわけではない
11位 上杉鷹山
成せば成る 成さねば成らぬ何事も成らぬは人の成さぬなりけり
12位 近藤勇 辞世の句
孤軍援絶作俘囚 顧念君恩更流
取義捨生吾所尊 快受電光三尺剣 只将一死報君恩
13位 柳生宗のりこうしようと一筋に思う心こそ人が誰しも抱える病である。この病を必ず治そうというこだわりもまた病である。自然体でいることそれが剣の道にかなう。本当にこの病を治すということなのである。
14位 劉備玄徳
大事をなすにはなによりも人をもって本となす。今自分を慕ってきてくれている人々をむざむざと見捨てて行けるか。
15位 黒田官兵衛 我、人に媚びず富貴を望まず。
16位 藤堂高虎
寝室を出るときから今日は死ぬ番であると心に決めなさい。その覚悟があればものに動ずることはない。
17位 中岡慎太郎
志とは目先の貴賤で動かされるようなものではない。今賤しいと思えるものが明日は貴いかもしれない。君子となるか小人となるかは家柄の中にはない。君自らの中にあるのだ。
18位 徳川家康 豊臣秀吉に対する返答
三河武士は宝を持ちません。しかしあえて宝と言えば私に命を預けてくれる五百騎の武士たちでありましょう。
19位 吉田松陰が処刑の前に牢から高杉晋作にあてた手紙
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
20位 天草四郎 最期の言葉
いま籠城している者たちは来世まで友になる
個人的に歴史上の言葉をひとつ挙げるならば高杉の次の詩句。
「死だならば釈迦と孔子に追いついて道の奥義を尋ねんとこそ思へ」
常に意識の片隅にある詩句です。高杉の詩はどれも皮肉が効き飄々と達観した作風がとても良い。とりあえず死んだらまず高杉に挨拶に行こうかそんでもってベートーヴェンとバッハとムソルグスキーとバックハウスが一堂に会しているならそれも悪くはないだろうと思ったり思わなかったり。それにしても司馬遼太郎氏が「世に棲む日々」と称したのは高杉のイメージをずばりと言い当てているようで見事です。
なんと視聴者が選んだ1位は高杉晋作の辞世の句でした。びっくりもの凄くびっくり。
管理人はこちらの記事でも書いたように枕元に高杉晋作を通して吉田松陰の与えた影響を描いた司馬遼太郎作品「世に棲む日々」を積んでいるぐらいには高杉ファンですがどちらかというと周囲でも坂本龍馬が好きな人が多かったので嬉しくもあり驚きでもある。
昔々、高校の修学旅行が「萩・津和野隠れキリシタン巡礼の旅」だったのですが当時の管理人の頭の中はミサの最中もたたた高杉晋作の誕生地!!!!だったという罰当たりな話。母校よ素晴らしい所に連れて行ってくれて有り難う。ちなみにその母校の中学時代の日本史の教師、試験でかの有名な日本海海戦の打電「敵艦隊見ゆとの警報に接し聯合艦隊は直ちに出動 これを撃滅せんとす本日天気晴朗なれども浪高し」を暗記で書かせるというマニアでした。おかげで忘れられない名文です。
1位 高杉晋作 辞世の句
面白きこともなき世をおもしろく
2位 所葛孔明 志がなければ学問の完成はない
3位 山本五十六
もしこの命令を受けても帰れないというなら今すぐ辞表をだせ。百年兵を養うはただ平和を守るためである。
4位 坂本龍馬 日本を今一度洗濯いたしたく候
5位 大和の海軍士官
日本は進歩という事を軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める。それ以外にどうして日本が救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺達はその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。
第1位有名な高杉の辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」コメンテーター黒鉄ヒロシ氏の野村望東尼は余計な付け足しをしたという意見には同意。第3位山本五十六も歴史好きには人気あります。同時期では某かわぐちかいじ作品の影響で米内閣下も人気が上がってるんじゃないかと勝手に推測。第4位坂本龍馬は予想通り。
第5位の海軍士官の言葉は幕末の志士たちにも通じるものがあります。果たして高杉や坂本龍馬が思い描いた世の中になっているかと考えたり考えなかったり。
幕末つながりで吉田松陰の有名な時世の句「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂」も入ってもいいんじゃなかろうか。個人的に新撰組は好きくない。何がしたかったのかいまいち分からないというか単に長州びいきという話。以下は次の通り。やはり幕末は人気あります。
6位 織田信長
是非に及ばず
7位 杉原千畝
私のしたことは外交官としては間違ったことだったかも知れない。しかし私に頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった。大したことをしたわけではない。当然の事をしただけです。
8位 石田三成 辞世の句
筑摩江や芦間に灯すかがり火とともに消えゆく我が身なりけり
9位 武田信玄
上杉謙信とは和議を結ぶように。謙信は男らしい武将であるから頼っていけば若いお前を苦しめるような行いはすまい。私は最後まで謙信を頼るとは言い出せなかった。お前は必ず謙信を頼りとするがよい。上杉謙信はそのように評価してよい男である。
10位 白州次郎
われわれは戦争に負けたのであって奴隷になったわけではない
11位 上杉鷹山
成せば成る 成さねば成らぬ何事も成らぬは人の成さぬなりけり
12位 近藤勇 辞世の句
孤軍援絶作俘囚 顧念君恩更流
取義捨生吾所尊 快受電光三尺剣 只将一死報君恩
13位 柳生宗のりこうしようと一筋に思う心こそ人が誰しも抱える病である。この病を必ず治そうというこだわりもまた病である。自然体でいることそれが剣の道にかなう。本当にこの病を治すということなのである。
14位 劉備玄徳
大事をなすにはなによりも人をもって本となす。今自分を慕ってきてくれている人々をむざむざと見捨てて行けるか。
15位 黒田官兵衛 我、人に媚びず富貴を望まず。
16位 藤堂高虎
寝室を出るときから今日は死ぬ番であると心に決めなさい。その覚悟があればものに動ずることはない。
17位 中岡慎太郎
志とは目先の貴賤で動かされるようなものではない。今賤しいと思えるものが明日は貴いかもしれない。君子となるか小人となるかは家柄の中にはない。君自らの中にあるのだ。
18位 徳川家康 豊臣秀吉に対する返答
三河武士は宝を持ちません。しかしあえて宝と言えば私に命を預けてくれる五百騎の武士たちでありましょう。
19位 吉田松陰が処刑の前に牢から高杉晋作にあてた手紙
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
20位 天草四郎 最期の言葉
いま籠城している者たちは来世まで友になる
個人的に歴史上の言葉をひとつ挙げるならば高杉の次の詩句。
「死だならば釈迦と孔子に追いついて道の奥義を尋ねんとこそ思へ」
常に意識の片隅にある詩句です。高杉の詩はどれも皮肉が効き飄々と達観した作風がとても良い。とりあえず死んだらまず高杉に挨拶に行こうかそんでもってベートーヴェンとバッハとムソルグスキーとバックハウスが一堂に会しているならそれも悪くはないだろうと思ったり思わなかったり。それにしても司馬遼太郎氏が「世に棲む日々」と称したのは高杉のイメージをずばりと言い当てているようで見事です。
03.08.2007
地球ドラマチック「コウテイペンギン 氷の世界に生きる」
NHK教育で7日(水)午後7:00から放送されたドキュメンタリー番組、地球ドラマチック「コウテイペンギン 氷の世界に生きる」。
南極のペンギンコロニーを観測する米国学者らのペンギンドキュメンタリーだが、ペンギンマニアとしては見逃せまいと録画。
海から飛び出した後、腹で着地する衝撃はいかばかりだろうとか腹で滑った方が速いのに何で足で歩くのかとか疑問はつかないが何よりもう悶絶級の可愛さ。
コウテイペンギンの海中での餌の取り方を観測するため背中に円筒状のカメラを背負わされたロドニー君なんざリュック背負っててっぷり太ってもふもふもてもて可愛いじゃないか。
ちなみにロドニー君の持ち帰った映像によると約20分息をとめている間水深35mまで潜って急浮上し氷の真下にいる魚(アイスフィッシュ)をバクっとGETする動きを5~6回繰り返していることが分かったそうな。よくやったロドニー君キミのおかげだ。
生後三ヶ月のヒナの体重を量る際にロープでぶらーんとつり下げられた姿が店先のハムみたいでこれまた超ぷりちー。当然解放された途端にもの凄い勢いで逃げていきました。災難。
しかし子供を置いて夫婦揃ってエサを取りに海へ向かう姿はさながら24時間戦うサラリーマンのようで哀愁漂う背中が涙を誘う。
ちなみに番組の内容は「巨大氷山衝突がコロニーに与える影響」。
南極のペンギンコロニーを観測する米国学者らのペンギンドキュメンタリーだが、ペンギンマニアとしては見逃せまいと録画。
海から飛び出した後、腹で着地する衝撃はいかばかりだろうとか腹で滑った方が速いのに何で足で歩くのかとか疑問はつかないが何よりもう悶絶級の可愛さ。
コウテイペンギンの海中での餌の取り方を観測するため背中に円筒状のカメラを背負わされたロドニー君なんざリュック背負っててっぷり太ってもふもふもてもて可愛いじゃないか。
ちなみにロドニー君の持ち帰った映像によると約20分息をとめている間水深35mまで潜って急浮上し氷の真下にいる魚(アイスフィッシュ)をバクっとGETする動きを5~6回繰り返していることが分かったそうな。よくやったロドニー君キミのおかげだ。
生後三ヶ月のヒナの体重を量る際にロープでぶらーんとつり下げられた姿が店先のハムみたいでこれまた超ぷりちー。当然解放された途端にもの凄い勢いで逃げていきました。災難。
しかし子供を置いて夫婦揃ってエサを取りに海へ向かう姿はさながら24時間戦うサラリーマンのようで哀愁漂う背中が涙を誘う。
ちなみに番組の内容は「巨大氷山衝突がコロニーに与える影響」。